- 著者
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中野 敬一
- 出版者
- 都市有害生物管理学会
- 雑誌
- 家屋害虫 (ISSN:0912974X)
- 巻号頁・発行日
- vol.16, no.2, pp.94-96, 1994-12-20
- 被引用文献数
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1
1993年の冬期と夏期から秋期に,東京都内の地下鉄駅において,昆虫等の生息および生息の痕跡の有無を確認し,気温と相対湿度を測定した。昆虫等の生息率(生息確認箇所/調査箇所)は冬期で25.4%,夏・秋期で44.8%であった。生息の確認された昆虫等は,チャバネゴキブリ,チカイエカ,オオチョウバエ,ホシチョウバエ,ユスリカsp.,ガガンボsp.,ノミバエsp.,ハエトリグモsp.,ウズグモsp.,であった。地下空間の広域化と複合化は,昆虫等の生息場所の拡大と最適な温度環境の提供を促進すると考えられた。