著者
権 東祐
出版者
佛教大学大学院
雑誌
佛教大学大学院紀要 文学研究科篇 (ISSN:18833985)
巻号頁・発行日
no.37, pp.25-42, 2009-03

『古事記』と『日本書紀』は各々独立している一つの神話テキストであり、『古語拾遺』も『記』『紀』とともに独立している神話テキストであった。そして、スサノヲという神もそれぞれのテキストの性格によって違う神格を持っていることが分った。したがって、この論文では『古語拾遺』を通して、斎部氏の儀式の現場でスサノヲ神がどのような神格として変貌し、悪神になってきたかを考えたものである。古語拾遺スサノヲ変貌斎部氏中臣祓

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