著者
武川 直樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.93, no.12, pp.1027-1033, 2010-12-01
被引用文献数
1

コミュニケーションを目的とするロボットや擬人化エージェントの表出・認識の機能は極めて限定され,人とのコミュニケーションは満足できるレベルになっていない.この問題を解決するためには,人同士のやり取りに学び,人とロボットが相互に共時的に振舞いができなければならない.この解決のため,認知心理学,社会心理学,言語心理学,工学を融合した新しいアプローチ,またそれに基づく研究事例が多く見られるようになってきた.本稿では,人のコミュニケーションを観察,分析してその仕組みを明らかにして,得られた知見をロボット・擬人化エージェントのデザインに適用する,という挑戦的な研究の背景にある理論,また分析のアプローチを紹介し,最後に,今後の研究の方向性について議論する.

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こんな論文どうですか? 社会科学のアプローチに基づくコミュニケーションロボット・擬人化エージェントの設計に向けて : 人間観察によってデザインされたロボットは「不気味の谷」を渡れるか?(武川 直樹),2010 … https://t.co/aftosoacuF

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