人文学では 「文字」 はきわめて重要である。フォント埋め込み PDF の利用は、確かに便利ではある。しかし、フォント (グリフ) とともに文字があつかえるようになることは、新たな問題点を生み出す。現在、デジタル文字を確実に共有できるであろうか。また、将来にわたって、同じ文字を利用できるであろうか。この問題について、『内村鑑三全集』 デジタル版を事例に、考えることにする。Planning of the digital publishing of " UCHIMURA KANZO ZENSHU " is progressing. This is using font embedding PDF. However, the user in the after times can not see the same character. Font embedding PDF invents a new problem about the character. We must proceed with the research about the essence of the character.