著者
土井 将登 阿多 信吾 岡 育生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICM, 情報通信マネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.463, pp.139-144, 2010-03-04

P2Pファイル共有システムにおいてコンテンツへの要求の時間的傾向(検索トレンドパターン)が,将来のコンテンツに対する要求を予測するために重要となっている.コンテンツに対する将来の要求を予測することは効率的なキャッシュの利用などにとって重要であるが,検索クエリに使用されるキーワードの性質によって検索トレンドパターンは大きく異なってくるため,検索トレンドパターンの正確な予測は難しい.そこで検索トレンドパターンを分類し,キーワードがどの検索トレンドパターンに属するか識別することがトレンドパターンの予測に有効である.我々は以前の研究で離散フーリエ変換及びWard法による検索トレンドパターンの分類方法を提案した.本稿では,その分類結果に基づき計測された検索トレンドパターンの統計的特徴から自動的に検索トレンドパターンを識別する方法を提案する.その結果,88.3%という高い確率での識別が可能であることを示す.

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ファイル共有ネットワークでの検索クエリのトレンド分析とかあるのか。 http://t.co/v3UD0att

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