著者
小池 直己
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.51-56, 1987-09-30

これまで放送英語を教材とした研究を「放送英語の教育的効果に関する研究(I)〜(IV)」として本学会誌に発表してきたが,その研究では放送英語を教材としたdictation誤答分析,作文指導,文体指導,listeningの指導を具体的に考察してきた。それらの研究を踏まえて,本報告では英語音声学の視点から,放送英語聴解の難点や,学習者が間違えやすい発音を分析し,放送英語を教材とした効果的な音声指導を考えてみた。研究調査の資料として用いたデータは,大東文化大学外国語学部英語学科3年生74名を対象としたもので,彼等がL.L.の授業で特に頻繁に犯したdictationの誤りを取上げて,英語音声学的視点から分析したものである。

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