著者
中西 美木子 堀越 力
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.279, pp.41-46, 2010-11-06

手帳やファイルなどの身の回りのある物を入出カデバイスの代用品として用い,身の回りにある物でコンテンツの閲覧・入力操作をすることができるシステムを提案した.システム実現には単眼光学シースルーHMDを用いることが最適であると考え,単眼光学シースルーHMD利用時に映像の閲覧・操作を行なった場合の物の重要性を評価した.物がない状態,視覚的に距離を把握できる物が存在している状態,実際に物を持った状態の3通りにおいて知覚の違いを評価したところ,実際に物を持った場合において,物の存在の有効性を確認することができた.そこで,物に対してインタラクションを行なうシステムを試作し,その有効性を確認した.

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