- 著者
-
伏見 強
安本 義正
- 出版者
- 京都文教短期大学
- 雑誌
- 京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
- 巻号頁・発行日
- vol.49, pp.1-11, 2010
二十五菩薩来迎会は、極楽浄土への人々の願いを具現化した「迎え講」を原点にし、1,000年以上の歴史を有する。筆者らは、臨終行儀の音・音楽の再現を目的に、現在も練供養として継承してきた5ヶ寺で現地調査を実施し、関連分野で活躍する専門家に取材した。また、本学で文化公演会(講演・実演)を開催し、来迎引接の核心を実演によって確認した。各寺で行われている練供養の類似点と相違点を中心に検証する。