著者
大石 正
出版者
奈良佐保短期大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13485911)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.35-39, 2010-03-31

外国人介護福祉士候補者が、インドネシア、フィリピンからEPA(二国間経済連携協定)に基づいて日本に受入られている。その現状について調査し、どのような問題点があるのか、そしてその解決はどのようにしたら良いのかを検討するために、新聞、Web等のメデイアによる情報を集め、現状を知るとともに課題を整理した。 現状は、高齢社会の日本において、介護需要が増加しているにもかかわらず、介護労働現場では、低賃金、3K職場といわれ、人材が不足している。EPAがフィリピン、インドネシアと締結され、その一環として、外国人看護師、介護士候補者の受入れが行われた。日本にとっては、人手不足の解消というよりも経済協力の強化が目的であり、相手国にとっては、人的交流が目的である。 相手国候補生に関する課題、日本側の課題、これからの課題の3つについて、検討した。特に、介護福祉士が国家資格である日本は、このシステムの国際化を図り、これから高齢化を迎える東アジアの諸国に貢献する必要があることを指摘した。

言及状況

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例えば…… 1)フィリピン人にとって メリット:日本人介護福祉士と同等の給料がもらえる デメリット:介護福祉士試験は難しく合格率が低い(漢字のハードル等) 2)日本側のメリット メリット:職場が明るくなる デメリット:コミュニケーションが難しい、受け入れ施設の費用負担が大きい 下記の論文が簡潔にまとめてくれています。 参考: 大石正「外国人介護福祉士:現状と課題」 ...

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