著者
大石 正信 中島 康晴 岡崎 賢 福士 純一 久保 祐介 播广谷 勝三 松本 嘉寛 林田 光正 岡田 誠司 小山田 亜希子 岩本 幸英
出版者
日本関節病学会
雑誌
日本関節病学会誌 (ISSN:18832873)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.475-480, 2016 (Released:2017-12-15)
参考文献数
12

Ankylosing spondylitis (AS) is a chronic inflammatory disorder characterized by bone formation, syndesmophytes, and ankylosis of the sacroiliac joints and spine. Recently, tumor necrosis factor inhibitors such as infliximab and adalimumab have been shown to be efficacious for AS. However, patients with AS often suffer from arthralgia and problems related to ankylosis of the spine due to the delay in the diagnosis of AS. Those patients often benefit from surgical treatments. We have treated total of 72 patients with AS in our hospital. Among them 32 operations were performed on total of 19 patients. Total hip arthroplasties were the most performed surgical procedure. Surgeries for spinal fractures and spinal deformity have also been performed.
著者
松本 浩乃 窪田 佳寛 大石 正行 望月 修
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.82, no.833, pp.15-00389-15-00389, 2016 (Released:2016-01-25)
参考文献数
13

The typhoon often causes a serious damage of the apple before harvest. Many apples fall from trees by the strong wind. These apples are bagged to protect them from insects and control sun light for the apples coloring while they are ripening on the tree. We conceive that the wind-force acting on the bagging apple exceeds one without bag. Thus, we investigate the drag coefficient CD of the bagging apple by measuring drag force acting on an apple model experimentally. The shear stress on a stem under the typhoon is estimated for understanding one of mechanism for dropping apple due to the strong wind. The shear stress of a stem whose apple encounters the maximum velocity recorded at the past typhoon is estimated by the obtained CD. The drag force of the bagging apple becomes bigger than that of the apple without the bag. The bagging apple is not a rotational symmetry so that the CD is different with the different wind direction. The angle against the flow of model with the bag is changed from 0 deg. to 90 deg. to understand the influence of shape, since CD depends on the geometry. The shear force acting on the stem depends on the drag. Thus, the shear stress is larger if the drag is larger. The obtained shear stress is compared with allowable shear stress of a real tree. We suggest that there is possibility to decrease damage if we can decrease the drag of the bagging.
著者
中川 剛 糸川 高史 中島 康晴 山本 卓明 馬渡 太郎 本村 悟朗 大石 正信 秋山 美緒 岩本 幸英
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.217-219, 2013-03-25 (Released:2013-06-11)
参考文献数
12

人工股関節全置換術(THA)後の脱臼は最も頻度の高い合併症の一つであり,多くの因子の関与が報告されている.そのうち,骨頭径は最も大きなインプラント因子であることとされている.32mm骨頭径の脱臼予防効果を明らかにする目的で,1998年以降の初回THA症例で1年以上経過観察し得た923症例1033関節の脱臼率を調査した.各骨頭径における脱臼率は22mm:194関節中9関節(4.6%),26mm:717関節中15関節(2.09%),32mm:110関節中0関節(0%)であり,Pearson単変量解析にて3群間に有意差を認めた.32mm径骨頭は有意にTHA後脱臼を減少させた.
著者
大石 正夫 宮永 嘉隆 大野 重昭 藤原 隆明 佐々木 一之 塩田 洋
出版者
Japanese Society of Chemotherapy
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.313-322, 2005-07-20
参考文献数
5
被引用文献数
1

新規注射用カルバペネム系抗菌薬doripenem (DRPM) 250mg点滴静脈内投与時の本薬の眼組織 (前房水) への移行性を検討した。また, 眼科領域感染症として角膜潰瘍, 眼窩感染および眼内炎の患者へDRPM250mgを1日2回または3回, あるいは500mgを1日2回点滴静脈内投与した時の本薬の有効性および安全性の検討を行った。<BR>1. 組織移行性試験<BR>白内障手術施行患者へのDRPM点滴静脈内投与開始70~115分後の前房水中DRPM濃度は0.16~0.87μg/mL, またほぼ同時期の血漿中の本薬の濃度は6.86~12.9μg/mLであった。<BR>2. 第III相一般臨床試験<BR>1) 有効性<BR>評価対象は15例 (角模潰瘍10例, 眼窩感染4例, 眼内炎1例)。1日投与量別の症例数は250mg×2回投与が9例, 250mg×3回投与および500mg×2回投与が, おのおの3例で, 臨床効果における有効率は100.0%(15/15例) であった。<BR>投与前後で菌の消長が検討可能であった症例は8例 (角膜潰瘍4例, 眼窩感染3例, 眼内炎1例) であった。これら8例の内訳はα-<I>Streptococcus</I>感染例が1例, C<I>orynebacterium</I> sp.感染例が3例, <I>Pseudomonas aerugimosa</I>感染例が2例, <I>Propionibacterium acnes</I>感染例が1例および<I>Staphylococcus aurens</I>と<I>Prevotella intermedia</I>の混合感染例が1例であり, これら8例全例において原因菌はすべて消失した。また, 投与後出現菌は認められなかった。<BR>2) 安全性<BR>評価対象は本薬を投与した全症例の15例で, 主要評価項目として副作用 (症状, 臨床検査値) の有無を検討した。<BR>有害症状が4例 (8件) に認められたが, 軽度または中等度で, 副作用 (症状) と判定された症例はなかった。<BR>臨床検査値異常変動が5例 (5件) に認められ, これらすべては治験薬との因果関係が否定されなかった。このため, 副作用 (臨床検査値) は, 5例 (5件: アラニンアミノトランスフェラーゼ上昇3件, アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ上昇, γ-グルタミルトランスペブチダーゼ上昇, 各1件) となり, 発現率は33.3%(5/15例) であった。程度はすべて軽度で, 転帰はすべて正常化であった。なお, これらの副作用 (臨床検査値) の多くは類薬での療法において認められている事象と同様の事象であった。
著者
石塚 伸夫 外崎 好洋 鈴木 千晶 別所 芙美子 伊藤 和彦 島 香端 巧 好雄 山岡 真二 中島 俊一 永井 修 笈沼 正子 大石 正広 山下 俊明 山田 薫 塚原 等 永友 秀樹 竹内 智 白柳 雅義
出版者
JAPAN SOCIETY OF NINGEN DOCK
雑誌
健康医学 (ISSN:09140328)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.119-124, 1997

胃部検査後のバリウム(以下Ba)排泄状態をドック受診者にアンケート調査し,その結果を日常排便状態別にグループ分けし,それぞれのグループにて下剤服用量・服用時間とBa排泄との相互関係を把握した。そしてその結果を受診者に提示し,受診者が下剤服用方法を選択できるよう検討した。
著者
鶴見 東志子 益田 敦子 大石 正
出版者
奈良佐保短期大学
雑誌
研究紀要 = Bulletin of studies (ISSN:13485911)
巻号頁・発行日
no.16, pp.11-21, 2009-03-31

ジャンガリアンハムスターは, 冬季において日中体温を約10-20℃減少させる日内休眠を示す.今回, 休眠と非休眠の状態において体温および歩行活動の概日およびウルトラジアンリズムの特徴を明らかにすることを試みた.実験の前に, 雄の成体ハムスターを長日・高温(LP-HT)においた, その後, 動物を短日・低温(SP-LT)に移し, 約6ヶ月の間, この条件のもとにおいた.実験中, 体重と摂食量をモニターした.歩行活動と体温のリズムをテレメーターシステムにより3分から5分間隔で記録した.SP-LTに対する反応において二つのタイプが認められた, すなわち, 体温を下げて日内休眠を示すタイプと体温を下げずに日内休眠を示さないタイプである.非休眠個体は実験期間中ずっと体温と歩行活動において概日リズムを示した.一方, 休眠個体は, 日内休眠を示す期間, 体温は概日リズムを示し, 歩行活動は概日リズムとウルトラジアンリズムの両方を示した.しかしながら, 非休眠時における休眠個体は,体温リズムは概日リズムとウルトラジアンリズムの両方の成分を示したが, 歩行活動リズムにおいては, ウルトラジアンリズムのみを示した.この概日リズムとウルトラジアンリズムの分離発現の機能的意味について検討した.
著者
大石 正夫 宮尾 益也 阿部 達也
出版者
日本環境感染学会
雑誌
環境感染 (ISSN:09183337)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, pp.255-257, 1998-11-30
参考文献数
5

最近経験されたmethicillin resistant <I>Staphylococcus aureus</I> (MRSA) 眼感染症の7症例について報告した.症例は全眼球炎1例, 眼窩蜂巣炎2例, 角膜炎1例, 眼瞼結膜炎1例および慢性結膜炎2例である.全例に脳疾患, 糖尿病, 腎不全, 気道感染症など全身合併症を有しており, compromisedhostであった.分離されたMRSA7株はvancomycin, arbekacinには全株が感受性で, ペニシリン剤, セフェム剤, 他のアミノグリコシッド系薬剤には耐性であった.治療はVCM点滴静注, ニユーキノロン点眼剤が投与されて症状の改善をみた.MRSA眼感染症の現況と対策につき言及した.
著者
大浦 武彦 中條 俊夫 岡田 晋吾 大村 健二 足立 香代子 大石 正平
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.377-383, 2013 (Released:2013-08-23)
参考文献数
6
被引用文献数
2 2

目的:褥瘡の治癒過程に大きな影響を与える看護・介護・治療の要因を統一し,栄養介入が栄養状態と褥瘡治癒に及ぼす効果を多施設共同ランダム化割付並行群間比較試験で検討した.方法:ステージIII~IV(NPUAP分類)の褥瘡が仙骨,尾骨,大転子,踵のいずれかにあり,経管栄養を必要とする低栄養患者を対象とした.対照群は研究登録時と同じ,または基礎エネルギー消費量(BEE)×活動係数1.1×ストレス係数1.1~1.3とし,介入群はBEE×1.1×1.3~1.5を目標投与エネルギー量とした.研究期間は12週間とした.栄養剤はラコール®配合経腸用液に統一し,体圧分散マットレスの種類,体位変換の方法,治療用薬剤,創傷ドレッシング材を規定した.評価は褥瘡サイズ(長径×短径)および栄養状態(身体指標および臨床検査値)の推移,有害事象で行った.目標症例数はそれぞれ30症例以上とした.結果:体重あたりの1日平均投与エネルギー量は対照群29.1±4.9 kcal/kg(mean±SD)(n=29),介入群37.9±6.5 kcal/kg(n=21)であった.褥瘡サイズは栄養介入の有無と観察週数の交互作用に有意差(P<0.001)が認められた.栄養状態は体重,腹囲,Cu(P<0.001),腸骨棘上部皮下脂肪厚(P<0.01),大腿囲,Prealbumin(P<0.05)に対し,有意差が認められた.本研究に起因する有害事象の発現率に有意差は認められなかった(P=0.360).また,主成分分析および共分散構造分析により,介入群は特に褥瘡サイズの減少および腹囲,腸骨棘上部皮下脂肪厚の改善速度が顕著であり,栄養介入が褥瘡サイズの減少とこれらの身体指標に直接的な影響をもたらすことが検出された.結論:積極的なエネルギー投与を行うことにより,通常の栄養管理と比較して栄養状態がより改善し,かつ褥瘡の治癒が促進された.また,栄養介入は褥瘡サイズの減少に直接的な影響を及ぼすことが検出された.
著者
大石 正夫 永井 重夫
出版者
公益社団法人 日本化学療法学会
雑誌
CHEMOTHERAPY (ISSN:00093165)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.800-805, 1983

新しい注射用セフェム系抗生剤Cefpiramide (CPM, SM-1652) の眼科臨床応用のために, 基礎的・臨床的検討を行なった。抗菌スペクトルはCefazolin, Cefoperazoneに類似して<I>P. aeruginosa</I>にも抗菌作用を示した。臨床分離の<I>S. aureus</I> 20株は0.39~3.13μg/mlに感受性分布を示して, 0.78μg/mlに10株 (50%) があって分布の山をなした。<I>P. aeruginosa</I> 20株は1.56~50μg/mlに分布して, 12.5μg/mlに8株 (40%) がみられた。白色成熟家兎に50mg/kg1回筋注または静注して, 眼内動態を検討した。筋注で注射1時間後に前房水内に1.88μg/mlのpeak値を示し, 房血比は10.16%であった。静注により1/2時間後2.94μg/mlのpeak値で, 14.59%の房血比を示した。筋注, 静注時とも外眼部, 眼内部組織へはかなりの高濃度の移行が認められた。臨床的に, <I>S. aureus, S. epidermidis</I>による外麦粒風<I>S. viridans</I>, GNRによる角膜潰瘍, <I>S. epiderrrzidis, S. viridans</I>による化膿性虹彩毛様体炎, <I>S. hemolyticus</I>による眼窩蜂窩織炎ならびに<I>S. epidermidis</I>による全眼球炎の全10症例に, 本剤1回1.0g, 1日1~2回静注または点滴静注して臨床効果を検討した。著効3, 有効6の結果が得られた。副作用として特にみとむべきものはなく, 血液検査, 肝腎機能検査で異常値を示したものはなかった。
著者
高木 潤吉 大関 悟 後藤 圭也 大石 正道 小林 家吉 藤村 義秀 本田 武司
出版者
一般社団法人 日本口腔腫瘍学会
雑誌
日本口腔腫瘍学会誌 (ISSN:09155988)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.128-134, 1998

Polymorphous low-grade adenocarcinoma (以下PLGA) は口腔内, 主に口蓋に発生する小唾液腺癌である。本腫瘍は比較的均一な細胞からなるが, 組織像は多彩な浸潤増殖像を呈する。今回著者らは3例のPLGAを経験したので報告する。<BR>症例1ではPLGAは右側舌下面に発生し, 症例2, 3では口蓋に発生していた。症例1では右側顎下リンパ節への転移が認められたため, 舌部分切除術および肩甲舌骨筋上頸部郭清術を行った。症例2, 3では原発巣の切除のみが行われた。症例1は術後7年, 症例2は術後4年経過するが, 再発, 転移は認めていない。症例3は術後8か月で老衰のため死亡した。これらの症例の病理組織学的所見では, 細胞は小型から中型で, 均一な円形の核を有するものの, 充実性, 管腔状, 篩状, 梁状, 小葉状構造などの多彩な増殖像がみられた。分裂像はほとんど認められなかった。<BR>免疫組織学的所見では, 症例1ではcytokeratinとS-100蛋白が一部の細胞に陽性を示し, 症例2, 3ではcytokeratin, S-100蛋白, vimentin, actinが陽性を示した。carcinoembryonic antigenとepitherial membrane antigenは3症例とも陰性であった。
著者
大橋 和也 前田 忠計 小寺 義男 丸橋 正弘 大谷 真理 大石 正道 伊藤 一郎 佐藤 絵里奈 大草 洋 松本 和将 馬場 志郎
出版者
日本プロテオーム学会(日本ヒトプロテオーム機構)
雑誌
日本プロテオーム学会大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.18, 2009

シスプラチンやタキソールは優れた抗腫瘍効果から、悪性腫瘍の治療において頻用されている抗癌剤であり、膀胱癌においても一般的な化学療法に組み込まれている。これら抗癌剤の有効性は証明されているものの、徐々に抵抗性を示す症例を経験する。これは膀胱癌がシスプラチンやタキソールに対して耐性を獲得したことが原因の一つとして考えられる。そのため、これら抗癌剤に対する耐性獲得機序の解明が求められている。しかし、膀胱癌において薬剤耐性を獲得する機序は未だ不明な点が多い。そこで、我々は予後因子としてのマーカーの発見ならびに薬剤耐性獲得機序解明を目的として研究を進めている。本研究では、膀胱癌細胞株 T24 、膀胱癌細胞株 T24 より樹立されたシスプラチン 26.6μM の培地で成育された T24 シスプラチン耐性株を用いた。これらを二次元電気泳動法により定量分析し、シスプラチン耐性関連タンパク質を探索した。二次元電気泳動法は一般的な方法よりも高分子量タンパク質を分析可能なアガロース二次元電気泳動法を用いた。二次元目の SDS-PAGE 用ゲルのアクリルアミド濃度は 12% 均一ゲルと、高分子領域の分離能が高い 6-10% 濃度勾配ゲルを用いた。また、二次元電気泳動ではゲル毎の泳動パターンの差が問題となるので、再現性確認のため、T24 、T24 シスプラチン耐性株を各 3 回独立に電気泳動し、解析した。T24 と T24 シスプラチン耐性株を比較分析した結果、12% 均一ゲルにおいて約 300 スポット中 22 スポット、6-10% 濃度勾配ゲルにおいて約 150 スポット中 9 スポットのシスプラチン耐性獲得関連タンパク質を検出した。これらを LC-MS/MS により分析した結果、最終的に 25 種類のタンパク質の同定に成功した。同定されたタンパク質はシスプラチン耐性関連として報告されているものが 3 種類、報告されていないものが 22 種類であった。現在、22 種類のタンパク質から T24 シスプラチン耐性株において増加した 5 種類、消失した 1 種類、大きく減少した 2 種類の合計 8 種類のタンパク質に注目し、発現量解析を Western Blotting 法により行っている。発表ではこれらの結果をタキソール耐性株の分析結果と共に報告する。
著者
吉川 博政 大石 正道 樋口 勝規
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.331-336, 1990-02-20 (Released:2011-07-25)
参考文献数
18

Two cases with severe cervical cellulitis which originated from the odontogenic infection were reported.Case 1 was a 48-year-old male who underwent extraction of the right lower third molar while it had acute infection. The inflammation promptly extended to the floor of the mouth, submandibular space and right cervical region.Case 2 was a 62-year-old male who had a past history of heart infarction. Although he had been receiving an antibiotic therapy for the apical periodontitis of the left lower second molar from his dentist, it soon progressed through parapharyngeal abscess to the bilateral cervical cellulitis and finally mediastinitis.The extended lesions of both cases could only be managed by wide ranges of curettage and drainage through extended incisions over the neck.
著者
大石 正夫 西塚 憲次 本山 まり子 小川 武
出版者
Japanese Society of Chemotherapy
雑誌
CHEMOTHERAPY (ISSN:00093165)
巻号頁・発行日
vol.23, no.5, pp.2040-2044, 1975
被引用文献数
2

The results of laboratory and clinical experiments for ophthalmic use of fosfomycin (FOM) were summarized as follows.<BR>1. The minimum growth inhibitory concentrations of FOM against organisms caused ocular infections were 25-50, μg/ml for KOCH-WEEKS <I>bacillus</I>, 1.56-6.25, μg/ml for MORAX-AXENFELD <I>diplobacillus</I>, 6.25->100gg/ml for <I>Diplo. pneumoniae</I>, >100, μg/ml for <I>Strept. viridans</I>, 6.25-25μg/ml for <I>Strept. hemolyticus</I>, >100, μg/ml for Cory. <I>diphtheriae</I>, 6.25, μg/ml for <I>N. gonorrhoeae</I> and 1.56, μg/ml for <I>Staph. aureus</I> FDA 209 P.<BR>2. The sensitivity of <I>Ps. aeruginosa</I> and <I>Staph. aureus</I> isolated from eye patients : The distribution of the sensitivity for 11 strains of <I>Ps. aeruginosa</I> was in the range of 3.13->100μg/ml, 6strains (54.9%) were inhibited under 12.5μg/ml.<BR>Twelve strains of <I>Staph. aureus</I> were sensitive in 1.56->100μg/ml, 6 strains (50%) were in 6.25μg/ml.<BR>3. Serum level : After oral administration of 500mg FOM-Ca in a single dose, the peak level was attained 2 hours (4. 33 μg/ml), then decreased gradually up to 8 hours (1.0μg/ml). <BR>4. Ocular penetration : <BR>Ocular penetrations after oral application of 50mg/kg FOM-Ca were examined with rabbit eye. The aqueous humor levels revealed from 1/4 to 6 hours, the peak level was 1 hour (14.μg/ml). The high ocular tissue concentrations were recognized in both outer and inner parts of the eye at 2 hours after oral administration.<BR>5. Clinical effects : Twenty-one cases of ocular infections, such as external hordeolum, lid abscess, acute and chronic dacryocystitis, tenonitis, corneal ulcer, infection of socket and perforating injury, were treated with oral administration of FOM-Ca 250mg or 500mg 4 times daily. Good clinical effects were obtained in 13 cases.<BR>6. Side effects : One case of diarrhoea and 2 cases of anorexia were observed, but no cessation of application was needed. No other severe side effects were noticed.
著者
國井 乙彦 齋藤 厚 熊澤 淨一 荒田 次郎 松田 静治 大石 正夫 馬場 駿吉
出版者
Japanese Society of Chemotherapy
雑誌
日本化学療法学会雑誌 (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.655-664, 1995

新しく開発された経口ペネム系抗生物質TMA-230を各科領域の細菌感染症を対象として, 100mg1日3回投与を中心に, 有効性・安全性を検討した。呼吸器感染症では, 100mg1日2回から200mg1日3回投与を行った (1日投与量200~600mg)。急性気管支炎では全例有効で, 細菌性肺炎では90%に近い有効率が得られたが, 慢性気道感染症での有効率は56.7%であった。また, 細菌学的効果では主要起炎菌のうち<I>Staphylococoamus</I>や<I>Streptococcus pneumoniae</I>では80%以上の菌消失率であったが, <I>Haemopmus influenzae</I>に対しては9.1%(1/11) と低く, 不十分な成績であった。尿路感染症および皮膚科, 産婦人科, 眼科, 耳鼻咽喉科領域感染症では100mg1日3回投与で満足できる臨床効果および細菌学的効果が得られた。自他覚的副作用発現率は13.2%(28/212) で, 特に下痢・軟便, 悪心・嘔吐など消化器症状の発現頻度が9.9%(21/212) と高かった。臨床検査値異常の発現頻度は8.0%(17/212) で, GOT, GPT, Al-P上昇の肝機能異常が主なもので, すべて一過性の変動であった。
著者
大石 正夫 宮尾 益也 阿部 達也
出版者
Japanese Society of Environmental Infections
雑誌
環境感染 (ISSN:09183337)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, pp.255-257, 1998-11-30 (Released:2010-07-21)
参考文献数
5

最近経験されたmethicillin resistant Staphylococcus aureus (MRSA) 眼感染症の7症例について報告した.症例は全眼球炎1例, 眼窩蜂巣炎2例, 角膜炎1例, 眼瞼結膜炎1例および慢性結膜炎2例である.全例に脳疾患, 糖尿病, 腎不全, 気道感染症など全身合併症を有しており, compromisedhostであった.分離されたMRSA7株はvancomycin, arbekacinには全株が感受性で, ペニシリン剤, セフェム剤, 他のアミノグリコシッド系薬剤には耐性であった.治療はVCM点滴静注, ニユーキノロン点眼剤が投与されて症状の改善をみた.MRSA眼感染症の現況と対策につき言及した.
著者
山田 幸男 大石 正夫 清水 美知子 小島 紀代子 岩原 由美子 石川 充英 渡辺 栄吉
出版者
日本ロービジョン学会
雑誌
日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集 第10回日本ロービジョン学会学術総会
巻号頁・発行日
pp.80, 2009 (Released:2009-12-17)

【目的】視覚障害者は転倒しやすく、骨折の危険も大きいため、転倒・骨折予防は視覚障害者には極めて重要である。そのため外出を控える人も多いものと思われる。そこで、視覚障害者の転倒の頻度、運動量などについて検討した。【対象と方法】当院視覚障害リハビリ外来受診者81名に、転倒の不安、運動量、骨粗鬆症予防の有無などについてアンケート調査した。また、一部の人には骨密度、片足立ち時間などの測定も行った。【結果】視覚障害発症後、バランス感覚の低下(61.3%)、転倒回数(20.0%)や転倒の不安(66.7%)が増し、運動量は減少し(81.0%)、80.2%の人が運動不足と感じていた。片足立ちでは、ほとんどの人が11秒未満であった。 運動としては、外を歩く(58.0%)、自己流の体操(29.6%)、家の中を歩く(27.2%)、ストレッチ体操(24.7%)、階段の昇降(22.2%)などが上位を占めた。骨密度の減少を認める人が少なくないが、Vit.DやCaの摂取に気をつけている人はそれぞれ34.2%、51.9%に過ぎない。【考按】視覚障害者の転倒の不安は大きく、運動不足の解消、カルシウム摂取など食事に対する意識の向上、陽にあたること、などが必要と思われる。そこで我々のパソコン教室では棒を用いた体操や片足立ちなどを行ったところ、日常生活動作の向上を認めることが多くなった。
著者
竹尾 直子 大石 正樹 佐藤 俊宏 馬場 真澄 関川 紀子 三浦 芳子
出版者
Western Division of Japanese Dermatological Association
雑誌
西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.15-18, 2005-02-01

症例は26歳,女性。第1子出産前より両腋窩に皮疹を生じ徐々に悪化したため,出産から1ヵ月後の1998年7月に当科を受診した。初診時,両腋窩に鱗屑を有す米粒大暗赤色丘疹が環状に配列し,前腕屈側にも粟粒大暗赤色丘疹が多発していた。その後,皮疹は粟粒大の膿疱を伴うようになり,病理組織検査では規則的な表皮突起の延長を伴う表皮肥厚及び角層下膿疱を認め,当初我々は汎発性膿疱性乾癬と診断した。皮疹はさらに多発したためプレドニゾロン25mg/日の内服,PUVA療法を開始したが効果に乏しくプレドニゾロンは漸減した。1999年6月歯周囲炎に罹患し歯科治療後,皮疹の新生は止まり,2000年5月プレドニゾロンの内服を中止した。2001年8月躯幹,上肢に皮疹が再燃。2002年8月第2子妊娠後より皮疹は膿疱を伴うようになった。治療はステロイドの外用のみを行い,皮疹は軽減した。患者は2003年5月に低出生体重児を出産し,3ヵ月後には皮疹は完全に消退した。このため我々は本患者を疱疹状膿痂疹と最終診断した。低出生体重児を出産した原因として第2子妊娠時では妊娠初期から本症を発症しており罹患期間が長期に及んだためと考えられた。
著者
坂東 佳憲 大石 正道 大島 まり
出版者
日本流体力学会
雑誌
日本流体力学会年会講演論文集 (ISSN:13428004)
巻号頁・発行日
vol.2007, 2007-08-06

This paper aims to visualize and measure flow structure in the cerebral aneurysm model, which is based on the medical image data. Since a blood vessel has bend and bifurcation with pulsatile blood flow, the flow structure becomes complex in the three-dimensions. The stereo PIV technique is applied to measure and visualize the flow. We calculate the wall shear stress using measurement data and the geometry data of lost model, which is used to make cerebral aneurysm model. As results of measurement at the peak systole in the pulsatile inflow condition, the flow runs into the tip of the aneurysm. The wall shear stress of the region of the aneurysm is lower than that of the region of the vessel.