著者
高橋 伸一
出版者
佛教大学社会学部
雑誌
社会学部論集 (ISSN:09189424)
巻号頁・発行日
no.52, pp.85-98, 2011-03

本稿でとりあげる小島勝治は1914年に大阪市で生まれ,1944年には外地で戦病死する。その短い生涯において,民俗学,統計学,社会事業論の分野で優れた業績を顕した小島の仕事ぶりは,圧巻という以外にない。小島の研究は,彼の友人たちによって『日本統計文化史序説』(未来社,1972年),『統計文化論集』I-IV(未来社,1981-1985年)の5冊にまとめられ刊行されている。民俗学・郷土史,統計学,社会事業論の幅広い領域をカバーする小島の研究情熱はある意味で異常である。その異常の背景にあるものを小島が残した手記や日記,手紙等の生活史資料から浮かび上がらせたい。小島勝治統計文化民俗学

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CiNii 論文 -  統計学者小島勝治の残された課題 https://t.co/mNZi2qndkc #CiNii
私の中で小島勝治は早逝した在野の統計学の研究者というイメージだったが、民俗学、郷土史の研究もしていたということを教えていただいた。小島勝治については下記論文が勉強になった。 https://t.co/mNZi2qndkc

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