著者
田山 淳
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.245-253, 2011
参考文献数
20
被引用文献数
2

本研究では若年者における携帯電話依存に着目し,心理的ストレス反応および登校行動との関連を検討することを目的とした.657名の高校生を対象に携帯電話依存とストレス反応についての質問紙調査を実施した.結果として,高校生の携帯電話依存は,ストレス反応を増悪させることが明らかになった.また,携帯電話依存によって増悪したストレス反応は,携帯電話依存を増強することも明らかになった.さらに,携帯電話依存度の高い高校生においては,登校行動不良が引き起こされることが示唆された.携帯電話は,若年者においても利用価値の高いツールの1つになっている.しかしながら,携帯電話依存は,さまざまな心理・行動レベルの異常を誘発する可能性がある.

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高校生1000人弱の「1日の携帯電話の使用時間」。1位は1~2時間(23%)、2位は30分~1時間(19%)、3位は2~3時間(18%)、4位は5時間以上(13%)…『LINE』の普及後はおっそろしく結果が違いそうで手が出せぬ。 http://t.co/xpBsBYENmZ
高校生1000人弱の「1日の携帯電話の使用時間」。1位は1~2時間(23%)、2位は30分~1時間(19%)、3位は2~3時間(18%)、4位は5時間以上(13%)…『LINE』の普及後はおっそろしく結果が違いそうで手が出せぬ。 http://t.co/xpBsBYENmZ

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