著者
張 勇 大谷 淳 米村 俊一 徳永 幸生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.456, pp.135-140, 2011-02-28

筆者らの研究室ではネットワークで接続された仮想環境であるサイバーシアターにおける観客効果について検討を行っているが.仮想劇場空間に配置される観客アバターの数が数体程度と少数であり,劇場の背景が無かったので,演技者が実空間中の劇場にいるような臨場感を感じるのが困難であった.さらに,この従来システムにおけるアバターの反応特性は,実人間が観客の場合の反応特性に基づいたものではなかったので,実験結果の信頼性が不明確と言える.そこで,本研究では,5人の実人間が1人20体ずつのアバター(合計100体)を担当する新たなサイバーシアターシステムを構築した.実人間が観客の場合の反応の特性を計測するとともに,その新たな実験システムを用いてアバターが観客の場合の反応の特性を計測するとともに,演技者への主観評価テストに基づき,観客が実人間の場合とアバターの場合の違いを検討した.

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サイバーシアター(Cyber Theater)という用語がありますね。 生配信など、インターネットを利用した新しい劇場の運営スタイルとして、今後普及しそうな用語です。 「『新宿サイバーシアター』にて24時間上演中」みたいな…。 #サイバーシアター #演劇 #ミュージカル #舞台 https://t.co/fIZXRCrIwD
こんな論文どうですか? サイバーシアターにおける観客効果に関する検討 : 観客が実人間・アバターの場合の特性の違いに関する検討(五感メディアの品質,コミュニケーションデザイン,画像符号(張 勇ほか),2011 http://t.co/6ABd4f0q

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