著者
中村 隆志
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌 (ISSN:13406531)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.60-65, 2011-07-31

公共空間において「ケータイのディスプレイを見る行為」が目立ち始めた時期,ならびにその増加傾向を探るための調査を行った。今回の調査対象として,恋愛ドラマを活用することの意義を検討し,その上で恋愛ドラマ内に登場するエキストラに注目して調査を行った。1996年から2010年までに放映された恋愛ドラマを調査した結果,「ケータイのディスプレイを見る行為」を行うエキストラは,2000-2001年の間に目立って増え始めたことと,2008-2010年の間に顕著に増加することの2点の確認できた。この2つの増加傾向を引き起こすための条件として,当時の通信環境,ケータイ端末,サービスなどの変化があったことを考察した。

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ちょっと探してみた。ドラマ(の中の携帯電話)を資料として社会現象を分析した研究として、例えばこんな報告があるようです。引用文献リストも参考になります。 CiNiiは学者などが論文を探すサイトで、無料で読める論文も多く公開されています。一般の方も使えます。 https://t.co/77pDWGJo2a
少し毛色が違うかもですが、こういう研究がありますよ > 中村隆志「恋愛ドラマとケータイのコミュニケーション論」(副題略)http://t.co/HYadsu56 :RT @jamassa: 誰か暇な人がいたら、「ラブコメと電話の歴史」みたいなものを纏めてくれる人がいないだろうか。

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