- 著者
-
鶴川 直樹
縄手 雅彦
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
- 巻号頁・発行日
- vol.111, no.58, pp.75-80, 2011-05-13
我々は小学3年の脳性麻痺児の協力で数の概念が向上するようなツールを作成し検証している.協力者は知的発達に遅れがみられ,足し算が苦手であった.そこで,心的数直線を参考にした「すごろくゲーム」を作成し,協力者に行ってもらった.この「すごろくゲーム」には10や5のまとまりの理解や3つの数の足し算の理解を進めるようなイベント等を用意した.これを行った結果,5や10のまとまりの理解が進んだ.また,3つの数の足し算の能力にも向上がみられた.