著者
植杉 大
出版者
摂南大学
雑誌
摂南経済研究 (ISSN:21857423)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1-20, 2012-03

本論文では、埼玉県さいたま市の地価公示データに対して、地理的加重回帰モデル (Geographically Weighted Regression model:GWR model) および複数のグローバル回帰モデルを適用し、地価水準を推定するモデルを比較検討した。複数のグローバル回帰モデルには、ベンチマークとして通常のOLS回帰を、また空間計量経済学分析で頻繁に用いられる空間自己回帰モデルおよび空間誤差モデルを採用した。結果的に、複数のグローバル回帰モデルと比較して、ローカル回帰モデルであるGWR を適用することによって地価水準の推定精度を改善させることが確認できた。また、GWR によって求められたパラメータ推定値を丁目区分ごとに地図上で可視化することによって、グローバル回帰モデルでは不可能な、小地域に係る各説明変数の土地価格に与える影響の相違を把握することができた。

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CiNii 論文 -  小地域別地価水準のローカル回帰モデル推定〜埼玉県さいたま市を例として https://t.co/QuVjwcpHz0 #CiNii

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