著者
下平 美文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IMQ, イメージ・メディア・クオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.192, pp.1-7, 2011-08-26

色域が現在の標準規格を越える撮像および表示機器が多数研究開発されている.従って,これら規格内で検討されて来た画質の考え方を,規格を越えるものにそのまま適用出来ない状態がある.そこで本稿では,概ね視覚の色域からHDTV色域程度まで色域を変えて画像を表示した場合に,それらの画質につい主観評価実験を行った.その結果,視覚色域の画像の画質と比較して許容される画質が得られる色域は概ねHDTV程度であった.しかし,画質の違いは認識されているので,測色的な色再現が求められる用途には,物体色の色域程度以上の広い色域が必要である.これらの知見は今後の画像機器の持つべき特性について示唆を与える.

言及状況

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読みたい。。CiNii の年間2,160円は躊躇する額じゃないけど読みたい論文がここに固まってるのか知らないので勇気が出ない。 http://t.co/RUJkZ3W4YL 画質の観点から見た画像の色域に関する研究(ディスプレイと画質一般)

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