著者
佐藤 香織
出版者
秋田大学
雑誌
秋田大学国際交流センター紀要 (ISSN:21869243)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.17-26, 2012-03

本稿では中上級の42名の日本語学習者に文産出課題を課すことにより,「ように」を用いた「命令,依頼」の内容を示す間接話法の習得状況の一端を探った。さらに,日本語教科書や参考書等での「ように」を用いた間接話法のこれまでの取り扱われ方等についても検討し,効果的な文型提示や指導法について考察した。間接話法がふさわしい文脈において「ように」を用いた間接話法を産出できた学習者は全体の20%程度であり,習得状況は決して良いとは言えない。1級合格者については半数弱が「ように」節を産出することができていたが,語用論的に不適切な「ように」節の産出も見られた。また,1級合格者の残りの半数は「と」節を用いた直接話法の文を産出していた。このことから,直接話法よりも間接話法がふさわしい状況があることを理解させた上で,待遇表現の調節も含めた適切な「ように」節が使用できるような運用練習を行っていく必要があると考えられる。

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[日本語教育関連の論文・資料 369] ◇ 日本語学習者の「ように」を用いた間接話法の習得状況について https://t.co/ewAQ6SFxuZ #日本語教師 #日本語教育 #日本語学校
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