著者
林 鎭代
出版者
関西国際大学
雑誌
教育総合研究叢書 (ISSN:18829937)
巻号頁・発行日
no.5, pp.69-88, 2012-03

昔話に登場する"鬼は",「一本または二本の角を頭に生やし」「大きな体は赤や青や黒の色をしている」「毛深く力は強い」などと表現され,男性としてイメージされる場合が多い。"鬼"は,山奥に住まい,村に来ては食べ物や財産,娘をさらっていく悪しき存在であり,話の結末では人間に退治されることとなっている。「読みがたり」47巻は,2004年から2005年にかけて誕生した。それらは,以前から地方にあった昔話を,子どもへの教育的活用を意図として再編集されたものである。「読みがたり」には,わずかではあるが女性の"鬼"も登場している。そして,人間に退治されない結末の話も収録されている。女性の"鬼"は,老女とされているが,男性の"鬼"については年齢を示す表現はない。"鬼"の性別と話の結末には,関連はあるのか。"鬼"の性別によって,子どもに伝えたい内容は異なってくるのか。「読みがたり」から,"鬼"の性別による影響を探った。

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と思ってググったらなんか面白そうな論文があるみたいだ CiNii 論文 -  "鬼"の性別についての一考察 : 「読みがたり」に登場する"鬼"の話から https://t.co/vUSzJESV7t
@KawauSoisu ピーチボーイリバーサイドにはいますが、が、http://t.co/e51HXRPr1I こういう論文がありました
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