著者
末松 淑美
出版者
国立音楽大学
雑誌
国立音楽大学研究紀要 (ISSN:02885492)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.23-34, 2012

同じ語源に由来する話法の助動詞sollen(ドイツ語)、zullen(オランダ語)、shall(英語)の意味論的比較を試みる。本稿は、その第一段階である。辞書および文法書の例文を集めてコーパスとし、用法別の対照表を作成する。コーパスの規模は小さいが、いくつかの傾向をそこから読み取ることができる。たとえば、非認識的用法の1つで、sollenが「主語以外の意志」に由来する必然性を表しているのに対し、zullenやshallはより強く話者の意志を表現していること。いっぽう認識的用法では、sollenとzullenには「伝聞」の用法があるが、shallにはないこと。また、zullenやshallには、sollenにはない「話者の主観的推量」の意味があることなどである。三者の違いを概観し、報告する。

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CiNii 論文 -  sollen, zullen, shallの意味論的比較sollenとzullenには「伝聞」の用法があるが、shallにはないこと。また、zullenやshallには、sollenにはない「話者の主観的推量」の意味があることなどである。三者の違いを概観し、報告する。 https://t.co/sQHexLND3w
CiNii 論文 -  sollen, zullen, shallの意味論的比較研究非認識的用法の1つで、sollenが「主語以外の意志」に由来する必然性を表しているのに対し、zullenやshallはより強く話者の意志を表現していること。いっぽう認識的用法では、sollenとzullenには「伝聞」の用法がある https://t.co/sQHexLND3w

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