著者
岩谷 智一 中泉 文孝 大須賀 美恵子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.65, pp.45-48, 2012-05-18

高齢者のグループレクリエーションにおいて,多人数で遊びながら無理なく体を動かすための遊びリテーションシステムを開発した.加速度センサと圧力センサを用い,腿上げ運動と手を握る運動を検出し,運動を入力とし,高齢者にもなじみのある大縄跳びや綱引きといったゲームを用意した.3か所の高齢者施設で試用してもらい,受容性を確認した.簡便性を高めるため,加速度センサを無線化する改良を施し,高齢者施設で評価実験を行った.心の活性化を観察による笑顔評価で,身体活動の活性化を腿上げ角度で評価した.ゲーム中は真剣に取り組むため笑顔の表出が少なかったが,勝敗結果の発表のときに笑顔が増えた.腿上げ角度のゲームによる増加は見られなかった.大縄跳びでは腿上げのタイミングをとる必要があり迷いが生じたためと考えられる.継続的な実施による効果検証が今後の課題である.

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高齢者じゃなく、子供に視点を置いてたらなぁー ドンピシャやったのに.... CiNii 論文 -  高齢者施設のグループレクリエーションに適した遊びリテーションシステムの開発と評価(障害者支援) https://t.co/OE24iHGjGz

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