著者
長澤 多代
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会誌 (ISSN:13448668)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.185-201, 2012-12-30

本稿の目的は,アーラム・カレッジの解釈的ケース・スタディによって,"図書館員による教員へのアプローチの中で,何が教員と図書館員の連携を促す要因となっているのか"という研究課題を明らかにすることである。文献調査や訪問調査で得た情報を帰納的分析法で分析した。本研究課題について,これまでに,原因となる条件,文脈,現象について明らかにしていた。今回明らかにしたのは,学習支援に関する行為/相互行為の戦略である。その結果,次のことが明らかになった。・図書館員は,高い学習効果を得られる学習支援を実現するためには,【カスタマイズ型の支援】が有効だと考えた。・これを実現するために,【課題探求型の授業科目】を担当する教員に焦点を定めて学習支援の案内をしたり,各授業科目の【課題に関する主題】を支援内容に反映させたり,【教える好機】に支援を実施したり,各教員を担当する【MYライブラリアン】を設定したりした。

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