著者
宮ノ下 明大 佐野 俊夫
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.21-24, 2013
参考文献数
6

<p>2012年10,11月に関東地方(東京都,神奈川県,千葉県,茨城県)の7カ所において屋外にノシメマダラメイガの性フェロモントラップを設置し,その捕獲数を調べた.2011年に行った同地方での調査と比較し,トラップ(ガチョン)は屋外で安定して本種を捕獲できること,年や調査地域が異なっても11月の捕獲数が大幅に減少するという捕獲消長が確認された.本調査で確認された10月前半の捕獲数の地域差について,夜間の平均気温との関係を調べたところ,平均気温の高いと考えられる東京都品川区や神奈川県横浜市で多数の捕獲が見られた.しかし,捕獲数と気温の関係を明瞭に説明することはできず,各調査地域での本種の発生量やその季節変動など他の要因も関係していると思われた.</p>

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こんな論文どうですか? 10, 11月に屋外の性フェロモントラップに捕獲されたノシメマダラメイガ<i>Plodia interpunctella</i>の個体数―関(宮ノ下 明大ほか),2013 https://t.co/yzODUInNzQ <p…

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