著者
宮ノ下 明大 今村 太郎 森本 彩佳
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.33-38, 2004-02-25
参考文献数
17
被引用文献数
7 1

シュリンク包装された紙カップ容器を用いたピーナッツクリームやチョコレートクリーム製品へのノシメマダラメイガ終齢幼虫の侵入について、その侵入方法と防止法を調べた。市販されているピーナッツクリーム製品を用いた幼虫侵入実験を温度30℃、湿度70%の全明条件で行った。終齢幼虫は包装材を穿孔する場合もあるが、大部分はシュリンク包装に開口した空気抜き穴をかじり、穴を広げてラップフィルムとカップ容器のふたとの隙間に侵入することが示された。本実験の条件では容器への幼虫侵入頻度は70%であった。製品の中身によって幼虫侵入の頻度に差があるか調べたところ、ピーナッツクリームとブルーベリージャムの両方に侵入し、その間には有意な差がなかった。また、中身を水にして製品臭を抑えた容器を試作した侵入実験からは、ピーナッツクリームよりも侵入頻度は減少したが、統計学的に有意差はなかった。しかし、かじられた穴の数はピーナッツクリーム製品の方が有意に多く、幼虫が食品臭に対して誘引される可能性が示された。幼虫侵入防止のため、空気抜き穴をふた面から底面に開けるようにシュリンク包装を改良したピーナッツクリーム製品の紙カップ容器を試作した。この容器に対しての幼虫侵入頻度は5%と明らかに低下したことから、この包装方法を用いてシュリンク包装を行えば、ノシメマダラメイガ終齢幼虫の侵入を効果的に防止できると考えられる。
著者
小畑 弘己 丑野 毅 高瀬 克範 山本 悦世 高宮 広土 宮ノ下 明大 百原 新 那須 浩郎 宇田津 徹朗 中沢 道彦 中山 誠二 川添 和暁 山崎 純男 安 承模 田中 聡一 VOSTETSOV YU. E. SERGUSHEVA E. A. 佐々木 由香 山田 悟郎 椿坂 恭代
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

日本の考古学において、縄文時代の農耕の存否問題は古くから議論され、今でも論争中の課題である。この混乱の根底には、確実な栽培植物が存在しなかったという研究上の制約があった。我々は、この問題を解決するために、土器中に残る植物種子や昆虫の痕跡(土器圧痕)を検出することで解決しようと考えた。研究期間内に、日本列島の縄文時代~弥生時代171遺跡、海外の新石器時代9遺跡において圧痕調査(約400, 000点の土器)を実施し、多種・多様な栽培植物種子や貯蔵食物害虫(総数552点)を検出した。また、圧痕法の学問的定立のための方法論的整備を行った。その結果、まだ問題点は残るものの、縄文時代の栽培植物の実態と問題点を明らかにすることができた。
著者
宮ノ下 明大
出版者
都市有害生物管理学会
雑誌
家屋害虫 (ISSN:0912974X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.23-34, 2005-10-30
被引用文献数
7
著者
渡部 玄 富田 哲司 佐野 千寿子 今村 太郎 宮ノ下 明大
出版者
家屋害虫研究会
雑誌
家屋害虫 (ISSN:0912974X)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.49-53, 2007
被引用文献数
2

ヒラタチャタテ(Liposcelis bostrychophila Badonnel)を誤食した場合のヒトの体調への影響について知見を得る目的で,ヒラタチャタテの摂取試験を実施した.健常者8名(男性)は,小麦粉に混合したヒラタチャタテ成虫1,250頭を油で揚げた被験食を1日1回,3日連続で摂取した.その結果,摂取の前後において血圧,血液検査における指標はいずれも基準値の範囲内で,有意な変動は見られなかった.医師による問診においても異常は見られず,チャタテムシを摂取した場合の健康への影響は極めて低いことが示唆された.
著者
今村 太郎 宮ノ下 明大 楡木 真弓 古井 聡
出版者
都市有害生物管理学会
雑誌
都市有害生物管理 (ISSN:21861498)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.11-14, 2018 (Released:2020-02-22)
参考文献数
7
被引用文献数
1

沖縄本島の精米施設において,玄米を用いたベイトトラップで貯蔵食品害虫とその天敵を調査した.トラップ設置期間は2014年9月1日から17日であった.ガイマイツヅリガ,コクヌストモドキ,チャタテムシ,コメグラサシガメが採集された.コメグラサシガメは日本では1999年に採集されたという報告があるだけであり,それ以来の記録となった.
著者
宮ノ下 明大
出版者
都市有害生物管理学会
雑誌
家屋害虫 (ISSN:0912974X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.19-21, 2008-11-28
被引用文献数
1
著者
村田 未果 今村 太郎 宮ノ下 明大
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.131-136, 2006-05-25
被引用文献数
4 3

カップ麺製品に対するノシメマダラメイガ幼虫の侵入法と食害を把握することを目的とし,流通しているシュリンク包装が施されたカップ麺製品への終齢幼虫の侵入方法を調べた.また,即席麺を餌とした場合の幼虫発育を調べた.幼虫は,シュリンクフィルムと容器の間の空間の大きな箇所を好んで侵入する傾向が観察された.フィルム上の空気抜き穴および側面および底面にある背貼り(フィルムのつなぎ目)上に開けられている穴において,幼虫によるかじり跡が確認された.また,フランジ(ふたの縁)ではフィルム上から発泡ポリスチレンシート容器を穿孔し,容器内部へ侵入し,即席麺を摂食している個体が認められた.孵化時より即席麺を餌とした場合,室温30℃,湿度70%で成虫まで平均33.1日(♂),34.4日(♀)で発育し,米糠に比べて有意に長く,羽化率は30.0%と低かった.以上より,カップ麺製品へのノシメマダラメイガの侵入方法と加害を再現し,本種の混入防止という観点から製品容器および包装方法に関する改良の必要性を指摘した.
著者
宮ノ下 明大 今村 太郎 古井 聡 曲山 幸生
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.57-60, 2020-09-25 (Released:2021-09-25)
参考文献数
15
被引用文献数
1

唐辛子製品におけるノシメマダラメイガの発育について,28℃,相対湿度70%,日長:16L8Dの条件で調べた.供試試料として唐辛子は,ホール(無傷),横半分に切断,輪切りを用い,一味唐辛子はそれぞれ製造元の異なる5製品を用いた.試験は,孵化幼虫2個体を各唐辛子2.5 gに投入し,羽化までの発育日数,羽化率,成虫生体重を記録し,10~15回繰り返した.ホール唐辛子(無傷)では発育しなかった.横半分に切断したものでは,羽化率25%,平均発育日数(平均値±SE)は65.0±2.9日であった.輪切りでは,羽化率90%,平均発育日数は35.0±0.5日であった.平均成虫生体重は,横半分に切断したものに比べ,輪切りでは重くなった.これらの結果は,幼虫の発育に唐辛子の形状や硬さが影響を与えることを示している.一味唐辛子では,4製品では平均発育日数は42.5~48.3日の範囲に含まれ有意差がなかったが,1製品では81.0±10.2日で,他と比べ有意に長かった.乾燥唐辛子の揮発性成分には,昆虫に対する殺虫,忌避効作用が知られているものもある.これらの結果は,唐辛子の揮発性成分量は製品毎に異なり,幼虫の発育に影響を与える可能性を示している.
著者
村田 未果 今村 太郎 宮ノ下 明大
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.131-136, 2006 (Released:2006-06-06)
参考文献数
17
被引用文献数
6 3

This study examined the mechanisms by which the Indian meal moth, Plodia interpunctella (Hübner) (Lepidoptera: Pyralidae), invaded instant noodles packaged in a heat-shrunk sealed foam polystyrene cup, and the development of the larvae feeding on the instant noodles. The last-instar larvae tended to invade the space between the shrunk film and the cup. We observed numerous enlarged holes bitten by larvae on the air vent holes and holes on the back lining (the seal between films) of the PP (polypropylene) film covering the side and the bottom of the cup. On the lid flange, it was confirmed that larvae bored through the foam polystyrene as well as the PP film of the lid flange to enter the inside of the cup, where they fed on the instant noodles. When the larvae were reared on the instant noodles from first instar, the average larval developmental period at 30°C was 33.1 days (males) and 34.3 days (females), being significantly longer than when fed on the rice bran. The percentage of adult emergence was 30.0. From the viewpoint of prevention of insect contamination, we concluded there was room for improvement of the heat-shrunk packaging and the cup surface of the instant noodle product.
著者
宮ノ下 明大 今村 太郎 古井 聡 西田 典由
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.117-121, 2013

<p>ノシメマダラメイガの1齢幼虫を粒状アーモンドチョコレート製品で飼育した時の発育を28℃,70%RH,16L8Dの条件で調べた.供試したチョコレート製品は,ロースト・ホールアーモンドに3種類の異なるチョコレート(ミルクチョコレート,ホワイトチョコレート,粗く砕いた柿の種入りミルクチョコレート)を掛けて包んだ形状である.各製品での個別飼育の結果,成虫羽化数はミルクチョコレートでは1個体,ホワイトチョコレートでは0個体,柿の種入りチョコレートでは4個体であった.発育日数は,ミルクチョコレートで149日,柿の種入りチョコレートで80,87,91,101日(平均89.7日)であった.集団飼育(<i>n</i>=30)では,ホワイトチョコレートで2個体の成虫羽化がみられた(発育日数は149日と109日).30個体の幼虫が一度に摂食した場合でも,表面のチョコレートを穿孔し内部のロースト・ホールアーモンドを加害することはなかった.</p><p>今回の発育試験の結果から,日本において夏季に本種が粒状アーモンドチョコレート製品に産卵,幼虫侵入が生じた場合,成虫羽化までは80日以上かかると推測された.</p><p>ロースト・ホールアーモンドでの28℃での平均発育日数は,雄では30.2日,雌では32.3日で,成虫羽化率は88.4%(<i>n</i>=26)であった.本種幼虫が何らかの理由で粒状アーモンドチョコレート製品のアーモンドを加害できた場合は,そうでない場合に比べ,著しく発育が短縮(28℃の場合は30日程度)されると考えられた.</p>
著者
宮ノ下 明大 宍戸 功一 岩崎 修
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.19-22, 2019-03-25 (Released:2020-03-25)
参考文献数
8
被引用文献数
4

形状の異なる切り干し大根(輪切り,千切り,割り干し)におけるノシメマダラメイガの発育を,温度25°C,相対湿度60%,日長:明期16 h,暗期8 hの条件で調べた.その孵化幼虫から羽化までの平均発育日数は,輪切りでは34.8±0.3日,千切りでは37.0±0.4日,割り干しでは40.9±0.4日であり,それぞれ有意に異なっていた.これらの発育日数は,生きた本種幼虫が切り干し大根から発見された場合,その混入時期推定の目安になると思われる.同じ条件で玄米での平均発育日数は35.8±0.5日であり,切り干し大根の輪切りや千切りとは差がなかった.切り干し大根(割り干し)と玄米で発育した本種雌成虫の産卵選好性を,玄米と切り干し大根を対象にして調べたところ,いずれも切り干し大根に対して産卵する割合が有意に高かった.今回の発育や産卵選好性の試験結果から,切り干し大根は本種の食害や混入を受けやすいと考えられ,その管理・保管には注意する必要がある.
著者
今村 太郎 西 明紀 高橋 敬一 宮ノ下 明大 宮ノ下 明大
出版者
農林省食品総合研究所
雑誌
食品総合研究所研究報告 (ISSN:03019780)
巻号頁・発行日
no.70, pp.19-22, 2006-03

コメグラサシガメ(半翅目: サシガメ科)の25、27.5、30、32.5、35℃における生活史パラメーターを算出した。カメムシはヒラタコクヌストモドキの幼虫を餌として育てられた。温度が25℃から35℃に上昇するとともに、内的自然増加率(r m)は0.0081から0.0275へと増加した。35℃が今回の試験に用いた温度範囲では最も個体群増殖に適していることが分かった。
著者
石島 力 今村 太郎 Visarathanonth Porntip 宮ノ下 明大
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.143-145, 2005
被引用文献数
1 1

The impact of two predatory bugs, <i>Xylocoris flavipes</i> and <i>Joppeicus paradoxus</i>, on the stored-product insect, <i>Tribolium confusum</i>, was examined. Five pairs of adult <i>T. confusum</i> were placed in a plastic container (dia. 15 cm, height 8 cm) containing 10 g of whole-wheat flour. After 3 d, the following four experimental groups were set up: Control (no predator release), <i>X. flavipes</i> (four pairs of adult <i>X. flavipes</i> released), <i>J. paradoxus</i> (four pairs of adult <i>J. paradoxus</i> released), and <i>X. flavipes</i>+<i>J. paradoxus</i> (two pairs each of <i>X. flavipes</i> and <i>J. paradoxus</i> released). Twenty-five days after the release of the predatory insects, we counted the number of living <i>T. confusum</i>, <i>X. flavipes</i>, and <i>J. paradoxus</i>. The number of <i>T. confusum</i> in the <i>X. flavipes-</i>treated and <i>J. paradoxus</i>-treated groups was 3 and 33% of the control, respectively. On the other hand, the suppressive effect of <i>X. flavipes</i>+<i>J. paradoxus</i> treatment was lower than that of the above two treatments, probably due to intraguild predation between <i>X. flavipes</i> and <i>J. paradoxus</i>.
著者
宮ノ下 明大 佐野 俊夫
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.21-24, 2013
参考文献数
6

<p>2012年10,11月に関東地方(東京都,神奈川県,千葉県,茨城県)の7カ所において屋外にノシメマダラメイガの性フェロモントラップを設置し,その捕獲数を調べた.2011年に行った同地方での調査と比較し,トラップ(ガチョン)は屋外で安定して本種を捕獲できること,年や調査地域が異なっても11月の捕獲数が大幅に減少するという捕獲消長が確認された.本調査で確認された10月前半の捕獲数の地域差について,夜間の平均気温との関係を調べたところ,平均気温の高いと考えられる東京都品川区や神奈川県横浜市で多数の捕獲が見られた.しかし,捕獲数と気温の関係を明瞭に説明することはできず,各調査地域での本種の発生量やその季節変動など他の要因も関係していると思われた.</p>
著者
今村 太郎 岡留 博司 大坪 研一 宮ノ下 明大
出版者
日本家屋害虫学会
雑誌
家屋害虫 (ISSN:0912974X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.61-66, 2006-02-28
参考文献数
21

新形質米7品種とコシヒカリの玄米について,品種間の相違がノシメマダラメイガ,バクガ,コクゾウムシの発育に及ぼす影響を調べた.その結果,それぞれの貯穀害虫について品種の違いは,発育期間や羽化直後の成虫の体重に影響することが明らかとなった.その一方で,品種の違いはいずれの昆虫の生存率にも明確な影響を与えなかった.「春陽」と「夢十色」はすべての貯穀害虫に対して発育期間の延長,成虫体重の減少などの耐虫性を示す傾向が顕著であった.このような耐虫性傾向はこれらの品種の玄米が含有するアミロースの量が要因の一つである可能性が示唆された.
著者
宮ノ下 明大 今村 太郎
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.53-57, 2011-11-30 (Released:2019-04-10)
参考文献数
10
被引用文献数
1

チョコレート製品でのノシメマダラメイガ幼虫の発育を調べた.ミルクチョコレート製品での成虫羽化率は25℃で8%,30℃で22%と低く,発育日数は25℃で140日以上,30℃で88日以上かかった.これらの結果より,ノシメマダラメイガ幼虫にとって,チョコレートそのものは適した食物とはいえないと考えられた.アーモンドを含むミルクチョコレートでは,アーモンドを含まないものに比べて短い発育日数(約69日/25℃,約52日/30℃),高い成虫羽化率(50%/25℃,53%/30℃),重い成虫体重を示した.ロースト・アーモンドのみでは,チョコレートのみよりも成虫羽化率は高く(80%/25℃,53%/30℃),発育日数も短かった(約42日/25℃,約24日/30℃).ミルクチョコレート製品での成虫羽化率は,個別飼育の方が集団飼育(n=5)よりも高くなった.
著者
宮ノ下 明大
出版者
日本家屋害虫学会
雑誌
都市有害生物管理 (ISSN:21861498)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.147-161, 2011-12-20
参考文献数
9
著者
宮ノ下 明大 今村 太郎 古井 聡 曲山 幸生
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー (ISSN:18803415)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.65-67, 2016-09-20 (Released:2017-11-16)
参考文献数
13

2015年12月10日に茨城県西部の玄米貯蔵施設5カ所で,その敷地内を対象に屋外のコクゾウムシの越冬個体を探索し採集した.5施設の内,4施設でコンクリート片や木片の下にコクゾウムシを発見した.4施設で採集したコクゾウムシ成虫を玄米に投入して,25°C・70%RH・16L8Dの条件で40日後に調べると,次世代の成虫羽化が確認され,12月前半の個体は産卵能力があると考えられた.