1 0 0 0 OA 笑いと看護

著者
小林 廣美
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究
巻号頁・発行日
no.20, pp.62-69, 2013-08-31

看護師の「笑い」の効用は、「患者さんを主役」にし、「あなたを受け入れます」につながる。つまり、「患者さんの主体性の発揮」と「その人が持っている可能性の発揮」につながる。患者さんの治癒過程の中で、患者さんの一番身近にいる「キーパーソン」である看護師が笑顔で対応するということで、他部門や保健・医療・福祉との人的環境の中で連携がスムーズになり、健康上の問題の解決につながりやすい。また、病気のために基本的ニーズが満たされなくなった時の援助は笑顔の看護師さんだと安心して頼むことができる。看護師は「笑い」の効用を認識し、看護の場面において、患者さんが笑える場の環境づくりも重要である。生命を脅かされている場面、苦痛が生じている場面、日常生活が自分でできない悲しさなど、患者さんが体験する場面を共有し、共に乗り越えていくその先には、患者さんの笑顔が見えるっその笑顔に会いたくて日々看護している。

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小林廣美2013「笑いと看護」『笑い学研究』20号:看護師の笑いは「患者の主体性発揮」「その人が持つ可能性の発揮」につながる。保健・医療・福祉などの連携がスムーズになり、健康上の問題解決につながりやすくなる。患者が笑える環境作りも重要 http://t.co/50pWVsx4Z8

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