著者
鈴木 克明
出版者
日本教育メディア学会
雑誌
教育メディア研究
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.13-27, 1995
被引用文献数
4

本論では、状況的学習観に基づく算数の問題解決領域の授業を支援するためのバンダービル大学における教材開発研究「ジャスパープロジェクト」を詳細に取り上げ、教室学習文脈へのリアリティ付与について、その可能性と課題を考察した。ジャスパー教材群の中心をなす6つの冒険物語と7つの教材設計原則(ビデオ提示、物語形式、生成的学習、情報埋め込み設計、複雑な問題、類似冒険のペア化、教科間の連結)を紹介し、評価研究のあらましを述べた。3つのジャスパー教材の利用形態(積み上げ式直接教授法、構造的問題解決法、生成援助法)とそれを支える授業観を吟味し、プロジェクト推進者の推奨する「生成援助型」の授業における教師の役割変化について言及した。最後に、授業設計モデルと状況的学習観からのジャスパー批評をまとめ、教室学習文脈のリアリティについて吟味した。

言及状況

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心理学で有名らしい教材「ジャスパープロジェクト」について。物語はジャスパーが直面した問題を投げかけるところで終わり、子供たちがジャスパーに成り代わって問題に挑戦する。こういうやり方面白そう!
心理学で有名らしい教材「ジャスパープロジェクト」について。物語はジャスパーが直面した問題を投げかけるところで終わり、子供たちがジャスパーに成り代わって問題に挑戦する。こういうやり方面白そう!

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CiNii 論文 -  教室学習文脈へのリアリティ付与について : ジャスパープロジェクトを例に http://t.co/ozRPhvQErw

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