著者
萱野稔人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.4, pp.1-1, 2014-05-15

既存の通貨は、各国政府の財政状況や政治的思惑などによってその価値を左右されてしまう。そうした既存通貨の限界を超えるものとして広がったデジタル通貨 「ビットコイン」 はしかし、2014 年 2 月に起きたマウントゴックス社の取引停止と破産によって、大きな壁にぶつかった。はたしてビットコインは通貨として成功しうるのだろうか。もし成功しないとすれば、何がビットコインには足りないのだろうか。そもそも貨幣とは何か。ビットコインが通貨として成立するための要件を考察することで、情報システムが社会システムに移行しうる条件とは何か、システムやルールにおける社会的価値とは何かという問題に光を当てたい。

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こんな論文どうですか? ビットコインは通貨たりうるか?――システムの社会的価値の源泉を探る――(萱野稔人),2014 https://t.co/dSlG2Wb6W3
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