著者
一色克将
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.279-281, 2012-03-06

統計翻訳は対訳辞書や文法によらず、翻訳元言語と翻訳先言語の対訳コーパスから得られる統計量に基づいて翻訳を行う手法である。統計翻訳の性能は、翻訳元、翻訳先言語言語の類似性に強く依存することが知られている。古文と現代文は本来同じ言語であるため、共通の単語が多く、語順がほとんど変わらないため、類似度が高いと考えられる。本研究では、この類似度の高さに着目し、古文、現代文に対し統計翻訳を行うことを試み、どの程度古文、現代文対訳コーパスを用いれば十分な性能が達成できるかの確認を行った。

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