著者
森 邦昭
出版者
福岡女子大学
雑誌
文芸と思想 (ISSN:05217873)
巻号頁・発行日
vol.76, pp.A103-A123, 2012-02-27

言及状況

Twitter (27 users, 33 posts, 1 favorites)

森邦昭「フンボルト理念をどう受け継ぐか」、『文藝と思想』、福岡女子大学・国際文理学部紀要、2012。これはウェブで読めるよ。https://t.co/Rcv29el4DJ
“その代わり、ベルリン大学では毎年国庫から支出される予算で大学運営が行われる方式が採用された。そのようにして、財政的独立性を有さず、毎年の国家予算に依存しなければ存続できない「国営大学」が出現した。” https://t.co/VXNXnC4lqF
“およそ18世紀までの大学には、領主や教会などのパトロンから土地や所領や荘園などが秩禄というかたちで与えられ、そこから得られる収益で教授一族の生活が維持されていた。こうした「秩禄大学」や「親族大学」をフンボルトは克服しようとした。” https://t.co/VXNXnC4lqF
“多額の研究予算を引き出し、ドイツの科学を世界最高の水準に引き上げた功績者と言われることもある。彼は、優れた人物を発見すると、文部省が有している教授選考権を用いて、(…)彼に救われた人物がその後次々とノーベル賞を受賞した。” https://t.co/VXNXnC4lqF
“従来のドイツの大学では、 学生が「単位」を修得するという考え方は採用されてこなかった。(…)学生は自由に学習し、大学を変わることも自由である。問題なのは、修学した学期数と、最終的には、いずれも国家試験である医師や教師の試験、” https://t.co/VXNXnC4lqF
“中世型の大学も深刻な問題を抱え、危機的状況に直面していた。学問が多様化したために教育内容が専門領域に対応できず、(…)印刷技術の普及などにより教育メディアも進化したが、それに対応した教育方法を生み出せず、授業の空洞化を招いた。” https://t.co/VXNXnC4lqF
“通常、大学史では、ベルリン大学の創設から「近代大学」が始まるとされる。それ以前の「中世大学」や「近世大学」は、18世紀末には沈滞の極致に達していた。ベルリン大学は、従来型の大学とはまったく異なった原理で創設された。” https://t.co/VXNXnC4lqF

収集済み URL リスト