- 著者
-
"小澤 健志/間 晃郎/古宮 照雄"
- 出版者
- 木更津工業高等専門学校
- 雑誌
- 木更津工業高等専門学校紀要 (ISSN:2188921X)
- 巻号頁・発行日
- vol.47, pp.81-92, 2014-03-31
シスルトン・ダイアーの『シェイクスピアのフォークロア』は、シェイクスピア作品を民俗学の視点から解明した画期的な論考であり、劇の背景に織り込まれた民族伝承を研究した先駆的業績である。第2章では16世紀から17世紀にかけて盛んだった魔女信仰が取り上げられている。ジェイムズ一世が魔術に関心を持っていたこともあり、シェイクスピアは『マクベス』やその他で魔女を扱っているが、本論は魔女信仰の背景を詳述している。