著者
中村仁美 荒川豊 安本慶一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告高度交通システムとスマートコミュニティ(ITS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.1-8, 2014-11-13

ピークシフト貢献行動の容易な学習に向けたシリアスゲームの設計を行い実装・評価した結果を報告する.本ゲームでは,電力の上限 (契約電力) が設定された集合住宅において複数の住人が家電を使用して生活している環境で,プレイヤは一人の住人の家電使用予定を変更して,集合住宅全体での契約電力を超えない (ピークシフトに貢献する) ようにする.集合住宅内の電力使用予定は各家電の使用予定を縦が消費電力,横が使用時間のブロックとして表示し,ブロックをずらすことでゲーム内の予定変更を実現する.また,家電の種類や変更時間に応じて減少する快適度を設定し,これによりゲーム内に住人が予定変更の際に感じる不快感をゲームのスコアに反映する.これらの仕組みにより,プレイヤはゲームを通してピークシフト貢献行動を学習することができる.提案したゲームを実装し,被験者実験を通して,ピークシフト貢献行動の習熟度やゲームの熱中度合いを評価した結果を報告する.

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こんな論文どうですか? 快適度を考慮した電力ピークシフトに貢献する行動を学習可能なシリアスゲームの提案と開発(中村仁美ほか),2014 https://t.co/EgTTdxXLgN

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