著者
丹羽 晃子
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.58-46, 2010-03-31

上代日本の「をち水」(若返りの水)表現の出自については,在来説と神仙思想説に分かれている。筆者は以前,月に関する万葉歌を除外し,『続日本紀』養老改元記事の泉の用例と取り上げ,中国の神仙の書や上代に用いた本草書・医学書の仙薬表現の使用を指摘し,大陸医薬に対する主張を読み取った。本稿では,前述の改元記事とそれを万葉歌によんだ表現との関係をより明確にし,関連する月の万葉歌や他の用例について考察した。

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CiNii 論文 -  上代日本における「をち水」について : 「出雲国造神賀詞」の「をつ」と『続日本紀』養老改元記事の若返り表現の考察を中心に https://t.co/pomhJOUTcD #CiNii 日本における不老不死は神仙思想とは別に「老いたものが若返る」ことであるというニュアンスが含まれているという話。

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