著者
中島 恵
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.1-27, 2016-03-30

世界のディズニーランドのアトラクション開発は誰がどのように行っているのか。米ディズニー社の子会社のイマジニアリング社に勤務するイマジニア(芸術家・技術者)が研究開発,設計を行っている。どのような経緯で設立され,ここまで成長してきたのか黎明期から考察する。
著者
宮谷 聡美
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.84-70, 2016-03-30

八七段は,土地の女の純朴な心,布引の滝の飛沫,光る漁り火,わたつうみが本来持っているはずのものという,隠れたキーワード「白玉」によって四場面の関連を保つ構成方法をとる。都の官人と純粋な心を持った土地の女の恋を主題とする『万葉集』類歌の改変歌をこの土地の伝承歌と紹介して恋物語を期待させ,不遇を主題とする衛府督の歌に弟の機知的な歌を対比させることで,布引の滝を前にした感動を皆で共有する歌の理想を提示するなど,創作意欲に満ちた旅の物語である。
著者
山口 祐司
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.89-106, 2011-03-31

日本での「旅館」の歴史をさかのぼる時,その発生と発展過程を調べるには商業的発展をした,いわゆる「江戸時代」を中心とした時代で区切ることが最もわかりやすいと判断した。江戸時代以前である「古代と中世」と江戸時代以後である「近世」そして明治維新後から第二次大戦までの「近代」,さらに第二次大戦後の「現代」である。同時代の欧米とも対比しながら日本旅館の歴史をたどってみたい。
著者
宮谷 聡美
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.70-60, 2010-03-31

『伊勢物語』六十三段「つくも髪」は,老女の恋を描いた物語として知られる。しかし,宋玉「登徒子好色賦」や『万葉集』に載る石川女郎と大伴田主「みやびを問答」をもとに創作されたものと見ることで,在五中将と女の造型を,当代の美男美女の物語として捉え直し,位置づけることができる。
著者
神保 雅人 藤井 寛
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.31-40, 1999-03-31

インターネット接続もクライアント数が増加すると,回線の高速化だけでは対応し切れなくなる。本稿では,その解決策としての2系統のインターネット接続について考察する。接続の仕方には様々な方法があり得るが,実例として,東京経営短期大学のLAN環境に最適な方法について論ずる。
著者
藤井 寛
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 = Memoirs of Tokyo Management College (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.29-36, 2014-03

シンクライアント環境でのリモート画面一斉監視システムの構築方法を東京経営短期大学での事例をもとに議論する。このシステムは,Windows Serverを利用する40人の画面を1台の監視用コンピュータからリアルタイムに一斉監視することができる。これにより教員が,授業の進捗状況を把握しながら,授業の進行を調整したり,学生の画面を遠隔で操作してサポートすることができ,円滑な授業の進行ができる環境を提供する。
著者
山口 祐司
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.19-33, 2012-03-30

産業革命の時期によって「古代」「中世」そして後期に「近世」「近代」「現代」と区分けすることによって,夫々の国におけるホテルの歴史を辿る。特に産業革命後は,欧州・アメリカを中心に大きな発展をしていることが注目される。「現代」ではBricsの台頭が目覚ましい。
著者
丹羽 晃子
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.124-110, 2012-03-30

上代日本文学には幾つかの「葉や花が酒盃に浮かぶこと」が表されている。先に『古事記』雄略天皇条の三重[ウネメ]物語における「葉が酒盃に浮かぶこと」について考察したが,本稿では従来あまり取り上げられていない『続日本紀』天平八年十一月条の上表文における「酒盃に浮かべた橘」の考察を進めたい。『懐風藻』の「菊酒」「浮菊の酒」にもふれ,そうした幾つかの「葉や花が酒盃に浮かぶこと」の関係を考える。
著者
丹羽 晃子
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.58-46, 2010-03-31

上代日本の「をち水」(若返りの水)表現の出自については,在来説と神仙思想説に分かれている。筆者は以前,月に関する万葉歌を除外し,『続日本紀』養老改元記事の泉の用例と取り上げ,中国の神仙の書や上代に用いた本草書・医学書の仙薬表現の使用を指摘し,大陸医薬に対する主張を読み取った。本稿では,前述の改元記事とそれを万葉歌によんだ表現との関係をより明確にし,関連する月の万葉歌や他の用例について考察した。
著者
丹羽 晃子
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.148-135, 2011-03-31

『古事記』雄略天皇条の三重[ウネメ]物語の前半に槻の葉が天皇の酒盃に浮かんだことを天皇が発見して怒り,酒盃を献じた[ウネメ]を殺そうとする件がある。しかし物語後半の歌の酒ぼめのあり方や槻の神聖性などから,葉が酒盃に浮かぶ事象は本来は瑞祥であるとする意見がある。本稿では『日本書紀』の花が浮かぶとする二つの説話を取り上げ,この事象に瑞祥性が認められるかどうかを検討し,三重[ウネメ]物語の話の展開について考察した。
著者
丹羽 晃子
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.68-56, 2016-03-30

『古事記』景行天皇条には倭建命の物語があり,その最後には,倭建命は死後鳥になって飛翔し,后たちと御子たちが追いかけて歌をうたったが,御陵に鎮座せずに天高く飛んで行ったと記されている。后たちによる四首の歌は倭建命と天皇の御葬儀にうたうとある。これらの歌は『古事記』の中で,后たちが倭建命を追いかけていくのに難儀する嘆きを主に表すとみられてきたが,本稿では二首目の歌は積極的に追いかけて行くことをうたっているのではないかとみて,四首の歌の構成について考えた。
著者
落合 敏夫
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.23-32, 2008-03-30

マークカード記入方式の試験において,マークカードに記入されたデータをパソコンに取り込んだあとの採点の作業を簡単化するためのプログラムをVBA で作った。得点分布や正解率をグラフ化するところまでを行なっている。
著者
山口 祐司
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.39-45, 2010-03

2015年より強制適用される国際会計基準(IFRS)とこれからの日本におけるホスピタリティ産業に与える影響を考慮しながら,具体的にどの会計処理が問題であるかを検討すると同時にそのインパクト(衝撃)の度合いについても検証してみた。
著者
古俣 裕介
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.204-185, 1996-03-30