著者
丹羽 晃子
出版者
東京経営短期大学
雑誌
東京経営短期大学紀要 (ISSN:09194436)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.124-110, 2012-03-30

上代日本文学には幾つかの「葉や花が酒盃に浮かぶこと」が表されている。先に『古事記』雄略天皇条の三重[ウネメ]物語における「葉が酒盃に浮かぶこと」について考察したが,本稿では従来あまり取り上げられていない『続日本紀』天平八年十一月条の上表文における「酒盃に浮かべた橘」の考察を進めたい。『懐風藻』の「菊酒」「浮菊の酒」にもふれ,そうした幾つかの「葉や花が酒盃に浮かぶこと」の関係を考える。

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CiNii 論文 -  『続日本紀』天平八年十一月条の上表分における「酒盃に浮かべた橘」について https://t.co/9cK86P7Kap #CiNii 常世神と言えば橘の木に付くと描写され、古代における橘のイメージがどんなものであったかについての考察。

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