著者
髙橋 紀穂
出版者
学校法人 天満学園 太成学院大学
雑誌
太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.187-195, 2015

本稿の目的は,ジョルジュ・バタイユが思考するコミュニケーションと道徳を明確化することにある。最初に,1940年代にバタイユが思考した内的体験を素描する。次に,バタイユの思考する内的体験においては他者とのコミュニケーションが主張されているにもかかわらず,それを可能にする「超道徳」が死へ向かわせるものであることを指摘する。続いて,生と死のあいだの引き裂きの中での贈与こそがコミュニケーションと共同性を可能にすること,および,このような所作を求める道徳こそがバタイユのコミュニケーション的道徳であることを導き出す。そして,最後にこれらの議論の小括を行う。

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