著者
西村 理
出版者
大阪音楽大学
雑誌
大阪音楽大学研究紀要 (ISSN:02862670)
巻号頁・発行日
no.53, pp.7-22, 2015-03-01

東京放送局(JOAK)が、開局当初から日本交響楽協会、後に新交響楽団による演奏を放送していたように、大阪放送局(以下、JOBKと表記)も、開局の早い段階で大阪フィルハーモニック・オーケストラの演奏を放送し、1929年6月から約4年間の空白の時期があったものの、1933年4月には大阪ラヂオオーケストラおよび大阪放送交響楽団を発足させた。本論文では、JOBKの番組制作において放送オーケストラが、どのような役割を担っていたのかを明らかにすることを目的とする。1925年5月10日から1945年8月15日までJOBKの『番組確定表』、およびその番組に関する新聞記事の考察によって、大阪フィルハーモニック・オーケストラは地域に密着し、大阪文化の発展に寄与したのに対して、大阪ラヂオオーケストラおよび大阪放送交響楽団は、一地域に留まらず、全国に向けて発信していくJOBK独自の番組を制作していく上で重要な役割を担っていたと結論付けた。

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羽衣~は史料に乏しく、渡辺裕『日本文化―モダン・ラプソディ』以外の研究を見ないが、宝響は日本のブルックナー受容~放送史へ展開。根岸一美『ヨーゼフ・ラスカと宝塚交響楽団』、西村理「戦前・戦中におけるJOBKの放送オーケストラ」『大阪… https://t.co/3LB8qbFEbH
φ(..)メモメモ 西村理「戦前・戦中におけるJOBKの放送オーケストラ --番組制作の観点から--」 http://t.co/GugKXJZEzQ

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