著者
福永 美佳
出版者
尚絅大学
雑誌
尚絅大学研究紀要. A, 人文・社会科学編 (ISSN:21875235)
巻号頁・発行日
no.47, pp.A1-14, 2015-03-31

奈良・平安時代に陰陽寮で教科書として使用されていた『五行大義』を手引きとして,本論文は,『竹取物語』の求婚譚がいかに構成されているかを論ずる。先行研究は,五人の求婚者がどの五行の元素を表象しているかを明らかにしようとしていたが,意見の一致を見ていない。このような状況を改善するため,本論文は,『五行大義』こそが,求婚を失敗させる手がかりとなるものであると主張する。本論文では,この観点から,いかにかぐや姫が偽物を見破ったか,そしてなぜ求婚者が破滅したかが論じられる。

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「竹取物語」と五行説。 CiNii - 『竹取物語』に関する一考察 : 『五行大義』でよむ求婚譚 https://t.co/te2gfKHjF2 https://t.co/Xvw8WghNfm
【資料】CiNiiに、福永美佳氏の論文「『竹取物語』に関する一考察 :『五行大義』でよむ求婚譚」(尚絅大学研究紀要 人文・社会科学編47 2015/3/31)がpdfで公開されています。興味のある方はぜひ https://t.co/M8Q7iuITKN

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