著者
中山 新一朗 阿部 真人 岡村 寛
出版者
日本生態学会暫定事務局
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.241-253, 2015

生態学者はしばしば、複数の時系列データからそれらの間に存在する因果関係を推定する必要に迫られる。しかし、生物学的事象は決定論的かつ非線形で複雑な過程を背景に持つのが一般的であり、そのような応答から生じた時系列データ間の因果関係を推定するのは非常に困難である。本稿では、このような状況において有効である因果関係推定法であるConvergent cross mappingについて、その仕組み、使い方、将来の課題等を解説する。

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@kusege_tawashy CCMは「時系列解析」としても「因果推論」としても異端というか主流ではない方法論ですので、解説は少ないですね。本については知らないです。日本語の解説ですと、ご存知かもしれませんが、生体学会誌のこれ(https://t.co/8dcWpOOOMV)くらいでしょうか
Convergent Cross Mappingの紹介 https://t.co/465c24EHzT
Convergent Cross Mappingの紹介 https://t.co/465c24EHzT
今さらながら中山さんたちの CCM 時系列間因果推定の解説 https://t.co/fapkJqSNiQ を読みたくなったのだけど…生態学会和文誌は「読まずに捨て」状態だったので…手元に無い!…しかし甲山さんの部屋で堆積書類層マイニングして発掘,さっそく裁断→スキャン→PDF化

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