著者
中尾 敬 光元 麻世 片山 香 宮谷 真人
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
雑誌
広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
巻号頁・発行日
no.7, pp.11-18, 2007

本研究では、職業選択時に記録される競合関連陰性電位(conflict related negativity, CRN)様成分が実際に競合を反映しているのかどうかを検討した。職業選択課題(例: どちらの職に就きますか? 「ダンサー、化学者」)、競合あり課題(例:有意味語はどちらですか? 「大学教授、大営教援」)、競合なし課題(例: 有意味語はどちらですか? 「たこ焼き屋、*****」)時の脳波を記録し、 CRN様成分を比較した。その結果、全ての条件においてCRN様成分が認められ、職業選択課題時の振幅が競合なし課題時の振幅よりも大きかった。また、CRN様成分の電源推定を行ったところ、職業選択課題時と競合あり課題時のCRN様成分の電源は共に補足運動野であった。このことから、職業選択時のCRN様成分は補足運動野における競合の解消過程を反映している可能性が示唆された。今後の研究で必要な条件設定について考察した。

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こんな論文どうですか? 職業選択時にみられる競合関連陰性電位様成分についての検討(中尾 敬ほか),2007 https://t.co/rafHE8Q6j8
こんな論文どうですか? 職業選択時にみられる競合関連陰性電位様成分についての検討(中尾 敬ほか),2008 http://id.CiNii.jp/DozCM
こんな論文どうですか? 職業選択時にみられる競合関連陰性電位様成分についての検討,2008 http://ci.nii.ac.jp/naid/120000871908

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