著者
奥田 晴樹
出版者
金沢大学地域連携推進センター
雑誌
金沢大学サテライトプラザミニ講演記録
巻号頁・発行日
vol.9, no.6, 2008-10-04

幕末政治が抱える「内憂外患」のジレンマの打開策を模索する中から立憲政体導入構想が登場してくる。この構想は、大政奉還後、「公議政体」論として政治的に具体化され、王政復古後、政体書の制定によって国制化の端緒をつかむ。さらに、廃藩置県後は、その導入への動きが、度重なる政変によって翻弄されながらも、一歩一歩、国家意思となる道を進んでいく。これが帝国憲法制定へと展開する過程を展望し、明治維新とは何かを考える。

言及状況

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慶応4年閏4月21日(1868年6月11日)、副島種臣や福岡孝弟が起草した政体書が発布された。奥田晴樹「明治維新と立憲政体構想」(『金沢大学サテライトプラザミニ講演記録』9-6)は、「国体書」ではなく「政体書」である意味を論じる。 https://t.co/EuxYPlrnOa

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