- 著者
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松本 昭彦
- 出版者
- 愛知教育大学教育実践総合センター
- 雑誌
- 愛知教育大学教育実践総合センタ-紀要 (ISSN:13442597)
- 巻号頁・発行日
- no.8, pp.189-196, 2005-02
絵の描き方を具体的に指示することは,制作者から「個性」と「創造性」を奪い,不自由さと苦痛を与えるものであると言われてきた。しかし,大学生を対象にキミ子方式で授業を行ってきたところ,多くの学生がこの具体的な指示のあるやり方に満足していることが,昨年度末の「学生による授業評価調査」の結果から判明した。絵画教育では,個性や創造性を発揮させるために自由に描かせることが重要なのではなく,自由に描けるように育てていくための具体的かつ系統的な教育方法が必要であると考える。