- 著者
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松井 寛二
森岡 弥生
竹田 謙一
- 出版者
- 信州大学農学部
- 雑誌
- 信州大学農学部AFC報告 (ISSN:13487892)
- 巻号頁・発行日
- no.3, pp.11-16, 2005-03
4頭の木曽馬の馬房内の夜間の姿勢と体温変化の特徴を明らかにし,姿勢および体温変化と睡眠の関連を考察した。姿勢と行動はビデオカメラを用いて,体温(膣温)はデータロガを用いて記録した。姿勢は,1)立位(歩行・摂食),2)立位(休息),3)伏臥および4)横臥の4型に区分して記録した。伏臥および横臥の出現パターンには個体差が認められた。4頭平均の伏臥持続時間は16.4分,横臥持続時間は4.2分,夜間11.5時間の横臥回数は6.1回であった。体温は17時の38.1~38.6℃から早朝の37.6℃前後まで漸減した。伏臥から横臥の姿勢変化時にノンレム睡眠からレム睡眠に移行し,横臥時にレム睡眠であることが推察された。