著者
加藤 祥子
出版者
愛知教育大学教育実践総合センター
雑誌
愛知教育大学教育実践総合センタ-紀要 (ISSN:13442597)
巻号頁・発行日
no.10, pp.221-227, 2007-02

2006年7月末から8月初めの土日にトヨタテクノミュージアム産業技術記念館で行われた『夏休みワークショップ』で「オリジナル素材を使ったモノづくり体験」と題して博物館内の自動織機で織り上げた布を使ってクッションカバーを作った。「モノづくりの楽しさ」として被服製作を見直し「被服離れ」,「ミシン離れ」を解消することを目的とする。2回目の試みでもある今回は,参加者を小中学生に限定して行い,作品完成までの製作時間を30分として布の前処理,裁断,縫製の最初の工程は本研究室で準備した。参加者には最終段階のみを作ってもらい,参加人数,学年・性別による製作時間を調査した。また指導者として参加した学生にアンケート調査を行い,次回に繋げる反省とした。2週に渡る土曜,日曜の計4日間の取り組みだったが約400名の参加をみた。 ミシンに触れた事のない小学校低学年の児童も作品作りに興味を持ち,楽しそうに参加していた。主催する側として昨年度に行った同取り組みの課題を克服して今期に臨んだが,活動が概ね成功であったことは昨年度に残された課題の解決が妥当であったと考えられる。

言及状況

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こんな論文どうですか? 博物館活動としての被服製作 第2報 ―クッションカバー―(加藤祥子),2007 http://id.CiNii.jp/Et5xM

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