著者
竹松 志乃
出版者
明治大学教職課程
雑誌
明治大学教職課程年報 (ISSN:13461591)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.11-24, 2002-03-20

教師は学問を教え広める頭脳労働者であると同時に、生徒の人格の成長過程にさまざま直接関わり合う、大変やりがいはあるが、その分ソフト面でも感性や専門能力を厳しく問われる仕事である。また生徒たちの保護者や地域住民、他機関との関わり合いや、校内でも同僚や管理職、事務職などとの人間関係も、職務を円滑に推進するうえで大切な要件となることも多く、さまさまで重層的な対人関係にもうまく対処しなければならない職場環境にある。そういう意味では、かつてILO(国際労働機関)が、教師は戦場に戦う兵士並みのストレスを負っている、と警告したように、教師は職務上、さまさまな対人関係を調整しつつ、精神的に高いストレスを抱えて生きさるを得ない宿命にあるといえる。

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ILO 国際労働機関の調査のようですね。 https://t.co/4mo19CBssE https://t.co/z3xbWhmAfq https://t.co/29FRaeomki
@manabu_akitsu 「教師のストレスは戦場の兵士並み」 ILO 国際労働機関の調査のようですね。 https://t.co/4mo19CBssE https://t.co/z3xbWhmAfq

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