- 著者
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大家 千恵子
- 出版者
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センター
- 雑誌
- 教育実践総合センター研究紀要 (ISSN:13476971)
- 巻号頁・発行日
- no.19, pp.161-166, 2010-03
- 被引用文献数
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筆者は、食育の題材「おこめ だいすき」を考案した。指導計画は全3時間で行った。紙芝居「おこめ だいすき」を使った授業では、全ての児童が4点の米の良さをまとめることができた。感想の中には、「これからご飯をしっかり食べてがんばりたいと思っている」という意見があり、米の良さを再認識できた児童がいた。紙芝居「おこめ だいへんしん」を使った授業では、米から作られる食べ物を料理法と一緒に学習した。児童は、米から作られる食べ物の多さに驚いていた。同時に、米を大切にすることの必要性を感じた児童もいた。調理実習「おにぎりパーティ」では、児童は自分で作ったおにぎりのおいしさに感動し、また自分で作ってみたいという気持ちを持った。事前、事後のアンケートを比較すると、明らかに米に良い印象を持つ児童が増え、米に関する知識の向上が確認できた。つまり、題材「おこめ だいすき」の教育的効果が認められた。