著者
酒井 龍一
出版者
奈良大学文学部文化財学科
雑誌
文化財学報 (ISSN:09191518)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.7-32, 2003-03

本稿では、フェニキア語の「アヒラム碑文(KAI1・2)と「アジタワッダ碑文」(KAIA26通称「カラテペ碑文」)を検討する。前者は、フェニキア世界の中核たるレバノンのゲブラ(ビブロス)、後者は外縁たるトルコのカラテペで出土した。手順は、先ずワープロによるフェニキア文字文で打ち出し、各単語に目安程度の英単語を付記しながら、簡単な解説を加える。全体の訳文は示さないがGibson(1982)・谷川(2001)を参照のこと。

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