著者
市嶋 典子 Noriko ICHISHIMA
出版者
国立国語研究所
雑誌
日本語教育論集 (ISSN:13469762)
巻号頁・発行日
no.25, pp.3-17, 2009

早稲田大学本稿では,日本語教育学会の学会誌『日本語教育』に掲載された「実践研究」の質的変化を分析し,問題点を考察した。分析の結果,(1)1966-1979年には,「実践と教育理論の関わりをそれほど重視しない」論文が掲載されていた,(2)1980-1989年には,教授法や理論を前提とした論文が現れた,(3)1990年以降,(2)の研究に加え,仮説検証型,実験型の研究や,教室内でのインターアクションや自己の内省に基づいた論文も見られるようになってきた-という傾向が浮かび上がってきた。また,問題点としては,多くの論文が,自身の教育観や教育実践のプロセスを示すデータ・次の実践への示唆を明らかにしていないという点が明らかになった。

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[日本語教育関連の論文・資料 659] 日本語教育における「実践研究」論文の質的変化--学会誌『日本語教育』をてがかりに https://t.co/W4LekmtjrW #日本語教師 #日本語学校 #日本語教育
[日本語教育関連の論文・資料 659] ◇ 日本語教育における「実践研究」論文の質的変化--学会誌『日本語教育』をてがかりに https://t.co/W4LekmbI3m #日本語教師 #日本語学校 #日本語教育

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