- 著者
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児玉 望
コダマ ノゾミ
Kodama Nozomi
- 出版者
- 熊本大学文学部言語学研究室
- 雑誌
- ありあけ 熊本大学言語学論集
- 巻号頁・発行日
- vol.4, pp.281-307, 2005-02-28
- 被引用文献数
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6
本稿は、母語話者の直観に基づいて、1個以上のアクセント単位を統合する音韻論上の単位として、東京方言などとも共通する音調句が鹿児島方言にも存在することを示し、この音調句を考慮に入れた上で、二型アクセントである鹿児島方言のアクセントにおける型の弁別の構造や、アクセント単位の統合の仕組みを記述しなおすという試みである。