著者
寺坂 由紀 原 ゆかり 藤井 恵美子 斉藤 昭子 上條 陽子
出版者
信州大学医学部附属病院看護部
雑誌
信州大学医学部附属病院看護研究集録
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.133-138, 2009-03

助産師外来では妊娠生活指導、分娩に向けた準備などの他に精神的な関わりが必要になってくる場面が多くある。無脳症と診断され妊娠継続を希望した妊婦と関わり、妊娠生活を送っていく上で気持ちの変化や児への愛情が日々大きくなっていく様子を傍で見て、感じ、児を迎えるための準備を妊婦の気持ちに寄り添いながら行ってきた。助産師外来から関わりを持つことで、妊婦のニーズを把握し、看護に生かすことができ、それが満足のできる分娩にもつながっていく。今回の関わりを通して、助産師外来からハイリスク妊婦と関わっていくことの必要性や、外来での関わりが病棟での満足できる分娩につながっていくと考えられた。

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