著者
新島 龍美
出版者
九州大学大学院比較社会文化学府
雑誌
比較社会文化 : 九州大学大学院比較社会文化学府紀要 (ISSN:13411659)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.19-37, 2013

本研究は、アリストテレス作と伝えられる『大道徳学』(Magna Moralia)が果たしてアリストテレスの真作か否かを考察するものである。考察方法は、同書の幾つかの箇所を取り上げ、そこに含まれる議論を分析し、明らかになった内容が、アリストテレスに帰属可能なものがどうかを判断するという、ある意味で最も正統的な方法である。結論は、同書はアリストテレスの作品ではない可能性が高いというものである。This study considers whether the supposedly Aristotelian Magna Moralia can be Aristotle's genuine work. Several parts of its texts are analyzed to see if this work can be attributed to Aristotle himself. The result is that it is highly probable that it is not his genuine work.

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CiNii 論文 -  伝アリストテレス作『大道徳学』の真偽問題 http://t.co/6C6o4Yhfrs #CiNii

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